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早池峰神楽
早池峰神楽とは、岳(たけ)・大償(おおつぐない)両神楽の総称をいいます。その貴重さとすばらしさが認められ昭和51年に国の重要無形民俗文化財第1号に指定されました。両神楽は源流をひとつにする兄弟神楽といわれ、早池峰を霊場とする修験山伏によって伝承されてきたことから山伏神楽とも呼ばれています。その由来は諸説ありますが、初源は南北朝時代まで遡り、500年以上の古い歴史をもつと推測されます。その表現は発祥時の原形を今なおとどめ、演者の研ぎ澄まされた舞や演奏は原初的な躍動感と力強さに満ちています。
昭和57年に東京岩波ホールで上映された早池峰神楽を追ったドキュメンタリー映画「早池峰の賦」(監督:羽田澄子)は、三時間の長編にもかかわらず観客動員を伸ばし大きな反響を呼び起こしました。そして現在日本全国から早池峰神楽ファンがツアーを組んで大迫を訪ねるようになっています。毎年夏、早池峰神社例大祭の宵宮(7月31日)の晩には、岳・大償両神楽の奉納がかがり火の境内で行われ、その幻想的なセレモニーを間近で楽しもうとする数千の神楽ファンで混み合います。
特にも平成19年は早池峰開山神社創始1200年にあたり、記念すべき祭が厳かに執り行われました。
早池峰神楽は、平成21年9月に開催されたユネスコ委員会で第1回無形文化遺産リストに登録されました。
リンク 花巻市ホームページ/早池峰神楽
早池峰神楽の意外な素顔
神楽は神さまへの奉納という形をとって上演されますが、早池峰神楽の活動は大変グローバルかつローカルで、町内・県内箇所への奉納はもちろん、日本各地や米国・ヨーロッパにも親善上演のため度々出かけています。相談次第で皆さんのところに来てくれるかもしれません!
お問い合わせ
TEL.0198-48-2111(花巻市大迫総合支所)
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