10月7日からスタートする「創業はじめの一歩塾」本講座を前に、「創業講座ってどんなものだろう」とか「創業に関して概略をつかみたい」という方のために、去る9月16日、本講座のダイジェスト版「プレ講座」を開催しました。
講師には、本講座でも講師を務めていただく中小企業診断士の土岐徹朗先生においでいただきました。
創業に関心がある方、既に創業プランをお持ちの方、創業間もない方で改めて事業計画を見直したい方、市内の経営支援機関など16名が受講しました。
創業に対する「不安感」を軽減し「希望」を増幅させていくために、「やりたいこと」を計画書に落とし込むことが重要であるとし、計画をしっかりと点検して作り上げることで自分自身が納得する「自己説得熟成」することで自信と行動につながる。一方でその計画は支援者や取引先、金融機関の理解を得るためにも重要であり、しっかりとした創業計画を作ることの大切さを説きました。
また、新規開業した方の、開業動機の実態、開業時及び開業後に苦労されていること、開業後の売上や採算についての実態を紹介され、創業の平均像を示されました。
講義後半に、創業の取り組みに見られる二つの傾向を紹介されていました。興味深い内容でしたので以下掲載いたします。
■創業の取り組みに苦労する人に見られる傾向
□ 結論だけを知りたがる
□ 自分の夢になっていない
□ 夢さえあれば
□ 事前調査を面倒がる
□ 配偶者・家族の協力を取り付けられない
□ すぐ値引きしてあげようとする
□ 次の一手が追いつかない
□ マスコミを使って花火を打ち上げたが・・・
□ 「あれもいいし、これもいい」と八方美人で、決められない
□ 実現可能性の検証が不足
□ 「安易に」他人の作ったビジネスの仕組みを選択
□ 提供価値が変わらないのに、途中で大幅値上げしようとする
□ 健康に無頓着、氣力が続かない
□ 今すぐに解決できない問題・曖昧さ・矛盾に耐えられない
■創業の取り組みが良好な人に見られる傾向
□ 自分の頭で考え、自分の身体全体で感じ取る
□ 自分のやりたいことを貫きつつ、柔軟に変更・追加する
□ 自らの経験や技術を活かしている
□ 創業時点で差別化ポイントを持っている
□ お客様や仕入先から愛される社長
□ 仕事を確保してくる力を持っている
□ 自らの出番と任せ方を工夫する
□ 探求心が旺盛であるのに、つまみ食い・流浪の民とならない
□ 諦めずに、自分及び協力要請先と向き合う心を持っている
□ 比較的素直で、虚勢を張らない
□ 大きな構想を持ちつつも、些事を疎かにしない
□ チャンス・流れ・潮目を逃さない
□ 「目標数字を掲げると、それがかなっていく」と唱える
□ 小さく立ち上げて、段々に大きくしていく
※創業はじめの一歩塾は、定員20名のところ、9月28日現在若干名枠が残っています。先着20名で締め切りますので、興味がある方はお早めにお申し込みください。